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川湯温泉
​ユノハナガラス物語

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日本一のカルデラの大地である、屈斜路カルデラ。古の時代から、人々は火山の恵みである温泉とともに暮らしてきました。


今なお噴気をあげる硫黄山の下より湧出する豊富な温泉水は、日本最大のイソツツジ群落の下を通り抜け、弟子屈町・川湯温泉街へ。日本でも数少ない、強酸性硫化水素を含む明ばん・緑ばん泉となり、人々の疲れを癒します。
川湯温泉のお湯は強い硫黄の香りで、五寸釘をも一週間で溶かすほどの強酸性。お湯には多くの湯の花が含まれています。

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2019年、網走市にある流氷硝子館でガラス作りを見学させていただいた際に、さまざまな鉱物がガラスの発色に役立つことを知りました。もしかしたら、湯の花もガラス作りの原料に使えるのではないかとご相談したところ、ぜひチャレンジしてみたいと快諾いただいたことが「川湯温泉ユノハナガラス」のはじまりでした。
 

流氷硝子館の作るガラス製品は、北見市留辺蘂町にある野村興産株式会社イトムカ鉱業所の作る「エコピリカ」から作られています。エコピリカは、全国から集められた廃蛍光灯から作られたガラス原料。全国でもここでしか作られていないリサイクルの原料です。

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このたび、リサイクル原料と、川湯温泉の湯の花が出合い、流氷硝子館による何ヶ月もの試行錯誤を経て、美しい琥珀色に輝くガラス製品ができあがりました。私たちはこれを「川湯温泉ユノハナガラス」と名づけました。紡がれてきた硫黄山と川湯温泉の歴史の1ページに加えていただけるような、末永く皆さまに愛される製品となりますように願ってやみません。

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